物理学科進学の経緯
黒川から紹介を受けました33期DLの友松です。
黒川とはしゃべったことがないですが、物理に関することならこの物理学科友松が責任を持って回答します!(英語は勘弁してください)
せっかくなんで勉強の話しようと思います。
自分は典型的な東工大生、つまり数学物理大好き人間です。
ここで言う数学とは皆さんがよく知っている国数英社理といわれるあの教科としての数学です。がりがり計算するというより、あんま計算しない系の整数や図形の問題が好みです。
しかし、こういった数学に対する興味と物理に対する興味は全く別なものであります。
物理という教科をちゃんと勉強し始めたのは高2の終わりですが、自分の中で物理というものが始まったのは小学校の頃でした。
皆さんはニュートンのゆりかごというものを知っていますか?
名前は知らなくても下の写真を見たら見覚えがあるんじゃないでしょうか。
(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ニュートンのゆりかご)より
片方の玉を持ち上げると反対の玉が持ち上がるという単純なおもちゃですが、当時小学校であった自分はこのおもちゃにとても関心を持っていて、これを題材にして夏休みの宿題の自由研究を書いたぐらいでした。
何となくこのおもちゃを遊ぶうちにエネルギー保存則の存在に関してはだいたい理解していました。しかし、何で一個の玉を持ち上げたら必ず一個の玉が持ち上がるのだろうということは結局わからないまま次第にニュートンのゆりかごに関する関心を失っていきました。
この謎が長い年月を超え、物理を勉強するうちに運動量保存則という概念をもってして解決された感動は今で覚えています。よく勉強してなんになるんだとか言う人がいますが、少なくともこの出来事は自分の中で物理を学びうる理由になっています。
また、高三の時の担任の先生の存在も自分を物理学への道を踏み出すきっかけの大きな要因でした。
担任の先生は物理の先生であり、自分の高校物理の範囲外の質問に対してごまかさずに分かるまで丁寧に教えていただいたり、大学の物理について話していただいたりしました。
これらにより、単に受験教科としての物理ではなく、学問としてちゃんと物理を学びたいと思うようになりました。
大学はとてもいいところです。分からないことがあったらいくらでも悩む時間があり、いくらでも自分より詳しい人がいて、突然よく分からない物理の話を始めても聞いてくれる人がいる(これに関しては人を選びミスって何回もやらかしてますが)。
そういった環境で勉強させてもらえることは本当に恵まれていると思います。
おそらくアメフト部の先輩には過去5,6年ぐらい物理学科はいません。
幸い同期にもう一人物理学科がいますが、物理学科志望の新入生が入ってきてくれたらうれしいなと思います。
次はDLの期待の後輩、中国からやってきた張熙晨(ちょうきしん)です。
まだまだ謎なことが多いので、どんなこと書いてくれるか楽しみです。