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QOL ~TeX with VSCode のススメ~

こんばんは。

大島から紹介されました32期WRの吉井です。

 

大島に魂心家好きが暴露され、恥ずかしい思いをしている今日この頃ですが、僕の定番は醤油で全て普通、まくり券はのり増しです。のりをスープに浸してご飯と一緒に食べるのが好きすぎて、あの頃はよく行ってました。今でも22日かどうかをチェックしている自分がいます。

 

 

さて、本日はタイトルにもあるように、QOLが爆上がりすること(特に学生)について話したいと思います。

 

学生の皆さん、レポートを書きますよね?

そのレポートは何で書いてますか?Wordですか?メモ帳ですか?TeXShopで書いているよって人もいるかもしれません。今回は、TeXTeXでもVisual Studio Codeで書くととても便利だよというお話です。(対象としてはTeXでレポートを書くが、TeXShopは使いづらいなと感じている人向けです。)

 

最初に、TeXって何?と思う人もいるかもしれません。TeX(「テフ」と呼びます)とは、美しい論文や美しいレポートを書くためのツールです。段落や、文字配置はもちろんのこと、特に数式は美しく描画してくれます。それならWordでも数式は書けるし十分だと思う人もいるかもしれません。しかし、TeXならそれを超える領域で美しい数式が書けるのです。

例えば、2次方程式の解の公式を書いてみましょう。

Wordで書くと、

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Wordで書いた解の公式

一方、TeXで書くと、

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TeXで書いた解の公式

これらを比較して、美しさの価値が見出せない人はTeXはただのややこしいツールだと思います(画像の解像度の違いはご了承ください)。この美しいツールを使うにはどのようにしたらよいのか?という人ははググってください。インターネットにはTeXの導入に関するサイトが多くあるので、そちらを参考にしてください。東工大生ならば、1年生の講義でTeXを取り扱うものがあったと思うので(今はどうか分かりませんが)、そこでの資料をみるとよいかもしれません。

 

さて、では本題のTeXVSCodeで使ってみると何がいいことがあるのかという話に移りましょう。VSCodeとは、Microsoftが開発している非常にメジャーなソースコードエディタです。こちらを知らない人もググってみるとよいと思います。基本的にはプログラムを記述するためのツールですが、無料で使え、動作は軽く、非常に高性能なため、TeXを書くためだけに入れる価値はあると思います。

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Visual Studio Code

 

インストールが済んだら、「Tex Workshop」という拡張機能を導入しましょう。これを入れたら、実際に.texファイルを開いてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんということでしょう。

鮮やかに色分けされた編集画面。\end{}や\()を補完してくれる機能性。\を打つと予測変換をしてくれる頭の良さ。カーソルを合わせるとタイプセットせずに書いている数式が見えるようにまでなりました。

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さまざまなコマンドを補完してくれる

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コード側にカーソルを合わせると、記述している数式を表示してくれる

出来上がるpdfだけでなく、編集画面まで美しくなってしまいました。VSCodeを使うとこんなに便利になるとは思いませんでした。 

この拡張機能ですが、僕の場合は実際にタイプセットしてみるとBuildがうまくいかず、settings.jsonをいじくるハメになりました。もしうまくいかない場合は設定を変更してみるとよいです。

 

この素晴らしさが伝わったか非常に怪しいところですが、TeXVSCodeで編集するととても快適だよというお話でした。

 

 

 

明日はあらゆるレポートをTeXで書いてしまう、TeXの鬼と呼ばれている同期の兒嶋です。

おすすめのコードエディタはなんですか?