お疲れ様です。前節に引き続き、2025年秋季リーグ戦第3節、東京学芸大学戦の試合結果レポートを担当させていただきます、4年MGR市岡です。
大会方式
本年度の科学大が所属する2部Aブロックの大会方式は以下のようになっています。
・2部Aブロックに所属する8校で総当たり戦を行う。
・1位は抽選でBIG8へ自動昇格またはBIG8入れ替え戦へ、2位はBIG8入れ替え戦に進む。
・7位は抽選で2部に残留または、3部入れ替え戦へ、8位は3部入れ替え戦に回る。
対戦相手の東京学芸大学は2022年までは国立大学で2部上位常連という科学大に似ているチームでしたが、コロナ禍をきっかけに3部に落ちてしまいました。一昨年2部入れ替え戦に出場するも敗北、昨年再びの2部への挑戦で入れ替えに成功し、着々と実力を取り戻しているチームです。
春は3部のチームとの試合があり3戦全敗、秋も2戦2敗ですが、昨年BIG8に所属していた神奈川大学と1点差のゲームをしており、油断できない相手です。
試合前の星取表は以下のようになっており、BIG8を狙う科学大はなんとしても勝ち星をつけておきたいです。

それでは、ここから試合結果レポートをお送りします。
試合結果レポート
1Q
東京学芸大学(以下学芸)のキックオフで試合開始。大きなリターンはできず、科学大は自陣26ydからのオフェンスとなる。
まずはこのドライブを得点につなげたいオフェンスはランとパスを織り交ぜ順調に敵陣へ侵入する。ところがフィールドゴールが狙える位置を目の前にロスタックルを受け、パントに追い込まれる。

コントロールされたパントは敵陣奥深くまで転がり、カバーに出ていた1年WR#9松橋がリターンを即座にタックルに仕留め、学芸陣9ydという理想的な位置での攻守交代となる。

学芸のオフェンスはすぐに3rdLongに追い込まれる。ここでパスプレーを選択するも、4年DL#75樅山、3年DL#75中島がQBSACK*1に仕留め、これがエンドゾーン内であったため、セーフティ*2となり【2ー0】と科学大がディフェンスで得点を挙げる。

学芸のキックオフで試合再開。自陣43ydからのオフェンスは順調にフレッシュを獲得し、敵陣へ侵入。敵陣20ydで4th3に追い込まれるも、ギャンブル*3を選択。4年QB#19藤永のランはそのままエンドゾーンまで駆け抜け、タッチダウン。追加のPATも2年K#85櫻井が決めて【9-0】と追加点を得る。


PATを決めた櫻井のキックで試合は再開。学芸オフェンスにフレッシュを獲得され、ここで1Q終了。
2Q
学芸は得意のパス、スクリーンパス*4で順調にボールを進め、あっという間にレッドゾーンへ侵入される。ゴール前12ydのプレーでインターセプト*5が決まったかのように見えたが、パスインターフェアランス*6の反則により取り消され、さらにエンドゾーン2ydまで進まれてしまう。
ところがこのピンチを4年LB#41金子と2年LB#42平井のロスタックルで後退させ、続くプレーは#42平井がパスカット、最後のプレーは4年DB#10木村が相手キャリアーのボールを叩き落とし、攻守交代とはならなかったが大きく後退させる。
ギャンブルの選択も許さない位置までボールを下げ、学芸はフィールドゴールを選択し、これが成功。得点は【9-3】となる。

学芸のキックオフで試合再開。4年Ret#41金子は自陣8ydからリターン。ディフェンス選手に絡まれるも、これを振り切って独走のリターンタッチダウン。


続くPATも決まり、【16ー3】とリードを広げる。
科学大のキックオフで試合再開。学芸陣27ydからの学芸のオフェンス。あっという間にパスでフレッシュを重ねられ、敵陣へ侵入。科学大ディフェンスにも4年DL#55安保のQBSACK、3年DB#91薄、2年LB#42平井のロスタックルなど見せ場もあったが、最後はランで押し切られてタッチダウンを許す。続くPATも決まり、【16ー10】とリードが縮まる。


前半は残り22秒。学芸大はキックオフでスクイブキック*7を選択。難しいボールを4年OL#75樅山がキャッチし、ハーフライン付近まで30ydの大きなリターン。
13秒の残り時間で得点を取りたい科学大はパスプレーを選択するが、ここで相手のパスインターフェアランスの反則。
時間は残り7秒、ボールは敵陣36yd。この前半ラストプレーで科学大はプレイアクションパス*8を選択し、4年QB#19藤永が投じたロングパスを、相手DBと1対1になった1年WR#88藤井が見事キャッチ。続くPATも成功し、【23ー10】とリードを広げ、前半を終了。

3Q
ハーフタイムがあけ、科学大のキックオフで試合再開。学芸のオフェンスのファーストプレーで4年DB#10木村がまたしても相手キャリアーのボールを叩き落とし、転がった難しいボールを3年LB#7橋口が抑え、攻守交代。

科学大はハーフライン付近からの攻撃権を手に入れ、4年QB#19藤永のランを中心にドライブを進める。途中反則で大きく下がってしまうが、4年RB#41金子が19ydを走りきるタッチダウンランで得点を【30ー10】と突き放す。


科学大のキックオフで試合再開。リターンをしっかり学芸陣で抑えるも、オフェンスの1プレー目にロングパスでいきなり科学大陣6ydまで進まれてしまう。
3年DL#97中島、3年DB#91薄のロスタックルで4thに追い込み、学芸はエンドゾーンにパスを投げ込むギャンブルを選択するも、これを2年DB#25本多がパスカット。無失点で攻守交代となる。

科学大は自陣8ydからのオフェンスとなるが、ファーストプレーで投じたパスをレシーバーが弾いてしまい、これを相手ディフェンスにインターセプトされてしまう。
リターンタッチダウンはカバーに出ていた3年RB#7橋口が阻止するが、敵陣3ydからの攻撃権を明け渡してしまう。

ゴール前3ydからの学芸オフェンスを止めることはできず、タッチダウンを許す。続くPATも決まり、【30ー17】と13点差となる。

学芸のキックオフで試合再開。このキックを4年Ret#41金子が55ydのビッグリターン。
敵陣からのオフェンスも#41金子がランでロングゲインを重ね、残り5ydから4年QB#19藤永から3年WR#91薄へのパスが成功してタッチダウン。PATも決まり【37ー17】と再び突き放す。


科学大のキックオフで試合再開。学芸のリターンで学芸陣34ydからの攻撃となる。
この学芸オフェンスのファーストプレーで相手QBが投じたパスを2年LB#42平井がインターセプト。この試合パスディフェンスで活躍していた平井だが、ここにきて待望のビッグプレーを呼び込んだ。

敵陣からのオフェンスが始まったところで3Qは終了。
4Q
科学大のオフェンスは、これまで公式戦のオフェンスで出番がなかった1年QB#3松浦、1年RB#34弓田、1年OL#71陶山がデビューする。このドライブはすぐに4thに追い込まれてしまい、パントを蹴って攻守交代。

続くディフェンスも1年LB#39伊藤、1年DB#11阿部をはじめとして1年生がデビュー。ファーストプレーから#39伊藤がタックルするなど、活躍が見られた。
ところがこのシリーズは得意のパスで攻め込まれ、そのままタッチダウンを許してしまった。PATも決まり、【37ー24】とハイスコアゲームへ。

学芸大のキックオフで試合再開。試合は残り9分、13点差を追いかける学芸はここでオンサイドキック*9を選択する。このキックをまたもや4年OL#75樅山がキャッチし、大きくリターン。タッチダウンこそ至らなかったが、一気に敵陣2ydまでリターンする。
続くオフェンスは4年QB#19藤永が1プレーで2ydのタッチダウンランを決め切り、【44ー24】とリードを維持する。


科学大のキックオフで試合再開。学芸に大きくリターンされ、ハーフラインからのディフェンスとなる。
2年DL#73井下がプレーを読み切ってあわやインターセプトというプレーがあったが、ボールの扱いに慣れておらず、これはパス失敗とする。
このディフェンスは一度はフレッシュ許したものの、4thに追い込み、しっかり攻撃を断ち切って無失点で次のオフェンスに繋いだ。

自陣23ydからのオフェンスは先ほど紹介した1年生が登場。
ボール周りのミスはあったものの順調にドライブを進め、1年RB#34弓田が13ydのロングランでフレッシュを獲得。また、以前にも出番はあったものの、チャンスに恵まれなかった1年WR#14渡部にも公式戦初キャッチが生まれる。
このドライブは続くフレッシュが獲得できず、パントで攻守交代。

パントで攻守交代、残り3分半、20点差を追いかける学芸は自陣26ydからの攻撃。順調にボールを進められるも、追い込んだ4thのプレーで4年DL#55安保、2年DL#77川村がQBSACKして攻守交代に持ち込む。

残り時間は1分24秒。1年QB#3松浦のランプレーでフレッシュを獲得、その後は得点には結びつかず、【44ー24】で試合終了。

DLは終始相手のOLを圧倒し続けたが、パスを出され続けたセカンダリー、ミスでドライブを断ち切られたオフェンスなど、課題も残る結果となった。また、1年生は出場しただけでなく、しっかりと結果を残すことができ、収穫の多い試合にもなった。
星取表(対戦成績)
2部Aブロックの対戦成績です。

各チーム3戦を終え、全体像が見えてきた状況です。1位を独走する成蹊大学が勝ち数だけでなく、スコアを見ても圧倒しており、前節で引き分けた科学大とICUが2位争い、次いで神大と埼玉大がそれを追いかけるという展開になっています。
次戦は2位を追いかける埼玉大学との試合、ここをしっかりおさえて上位争いを維持する形勢としたい一戦です。
試合結果報告書(個人記録)
以下画像は本試合のチーム記録、個人記録をまとめたものになります。
各選手の活躍が書かれていますので、ぜひご覧ください。



おわりに
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございました。
次節以降も掲載予定ですので、会場での観戦が難しい方も、ぜひご覧いただきお楽しみください。
次戦以降もご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
第4節のご案内
日時:10月19日(日)13:30 K.O.
対戦校:埼玉大学
会場:日本大学アメリカンフットボール場(東京都世田谷区)
*1:QBがボールを投げる前にタックルされてしまうこと
*2:オフェンスが自陣エンドゾーン内でタックルされると自殺点として、2点を取られてしまう
*3:4thにオフェンスプレーを行なうこと。失敗するとその場で攻守交代となってしまうため、リスクが高い。
*4:QBがキャリアーに短いパスを投げて、ブロックを頼りに走るプレー
*5:投げられたボールをディフェンスがキャッチするプレー。その場で攻守交代となるビッグプレー
*6:ディフェンスの選手がパスをキャッチしようとするレシーバーを押してしまう反則
*7:キャッチ、リターンが難しい、低い弾道で蹴るキック
*8:ランプレイに見せかけたパスプレイ
*9:キックオフで自らボールを確保し、連続のオフェンスを狙うキック