3月ですね。外に出ると、体に沿って抜けていく風がほんのりと暖かく、どうやら今年もまた春がくるようです。
春と言えば、出会いですね。新しく加わるであろう仲間のことや、学年が進み、また新しくなっていく大学生活に思いをはせている時に、私はふと思いました。
「にんにく食いてえな」
と、いうことで今回は東工大パワー丼を作ります。
改めまして、こんにちは。buffsキッチンへ、ようこそ。オーナー兼料理人兼ブロガーの31期GrMG椎名です。
今日は、東工大パワー丼を作ってみます。まず、東工大パワー丼って何?という方に対して少し説明していきます。
はい、こちら。上に示したものが東工大パワー丼です。いわゆるにんにくの効いた豚丼です。東工大の第一食堂で食べることができます。これがもう、すごく人気ですごく美味しいんです!私ももう、入学してから大盛りを何杯も食べてきました。
レシピとかは公開されていないのですが、ご安心を。かれこれ二年間食べ続けたことで、この舌がレシピの解析を完了しています。圧倒的スカウティング力。
それでは早速、再現料理していきましょう。
まず、用意する材料はこちら。
長ネギ(お好みの量、無くても可)、玉ねぎ(半玉)、にんにく(1片)、房総ポークの豚小間肉(100ℊ)、すりおろししょうが(適量)、すりおろしにんにく(適量)、醬油(大さじ一杯、酒(大さじ一杯)、砂糖(大さじ一杯))、味噌(大さじ一杯)、塩(適量)
調味料の量は、作る量に応じて変えてください。基本は全部同じ量で加えれば大丈夫です。またオリジナルには水菜も丼に乗っかっているのですが、まぁいらないかなと。
準備ができたら、早速取りかかりましょう。私のお腹はもう限界です。
最初に野菜を切ります。玉ねぎは表面にある縞状の模様に沿って幅5ミリから1センチくらいに切っていきます。こうすることで、玉ねぎを切っても目に沁みにくくなります。長ネギは薄くスライスし、にんにくは粗みじん切りにします。にんにくはこの粗みじんとすりおろしの両方を使うことで、より香りが楽しめるようになります。
こんな感じです。長ねぎはトッピング用に一部分けてあります。
そうしたら、火にかける前のフライパンに油をしいて、粗みじん切りにしたにんにくを加えます。それから弱火で火にかけることによって、にんにくの香りを出していきます。
こんな感じでにんにくに少し色がついてきたら、豚肉を加え、下味の塩をふります。
昼の千葉県産房総ポークの香りはいい、勝利のにおいだ。写真を撮ることなんか止めて、ケータイでワルキューレの騎行を流したくなるのをグッとこらえて、豚肉に焼き色をつけていきます。この焼き色が旨みに変わるんですよね(メイラード反応)。
豚肉に半分ほど火が入ったら、玉ねぎを加え、同時に味出しの塩も加えます。ここで塩を加えると、浸透圧によって玉ねぎからより水分が抜けて、旨みが出てきます。
玉ねぎが透き通ってきたら、長ネギも加えます。
全体に火が通ったら、醬油、酒、砂糖、すりおろししょうが、すりおろしにんにくを加えます。
はぁ、いい香り。いい感じに混ざったら、最後に隠し味の味噌を加えます。
味噌は、フライパンを傾けて、汁に溶かすようにして加えます。我がキッチンにも、大岡山の風が吹いてきました。
何回かフライ返しして混ぜ合わせたら、丼に乗っける具は完成!
丼ぶりを用意したら……
こうして……
こう!
最後にトッピングをして、
完成です!
食卓に運んで、頂いてみると、オリジナルより少し甘いけど、めちゃうまー!でした。
皆さんも是非、作ってみてください!
これ以上しゃべるとにんにく臭くてうっとうしいと思うので、今日はこの辺で終わりたいと思います。
明日は同期の森田君です!