皆さま、ご無沙汰しております。昨シーズンをもって引退いたしましたMGRの市岡です。
試合からしばらく時間が空いてしまいましたが、春季オープン戦の開幕を機に、ブログの更新を再開したいと思います。今回は今さらではありますが、昨シーズン最終戦の試合結果レポートをお送りします。ぜひ最後までご覧ください。
大会方式
本年度の科学大が所属する2部Aブロックの大会方式は以下のようになっています。
・2部Aブロックに所属する8校で総当たり戦を行う。
・1位は抽選でBIG8へ自動昇格またはBIG8入れ替え戦へ、2位はBIG8入れ替え戦に進む。
・7位は抽選で2部に残留または、3部入れ替え戦へ、8位は3部入れ替え戦に回る。

科学大は2部Aブロックを4勝2敗1分けの2位で通過し、BIG8との入れ替え戦への進出を果たしました。
対戦相手はBIG8の6位の明治学院大学、7位の帝京大学のいずれかですが、抽選により6位の明治学院大学に決定しました。
明治学院大学は、BIG8最多となる約90名の選手を擁する強豪校です。上位リーグに所属する実力校であり、その戦力と層の厚さは、これまでリーグで対戦してきたチームとは一線を画しています。
昨秋はリーグ戦第2節で対戦し、14-38で敗戦を喫しました。前半は14-28と上位校相手に粘りを見せ、食らいつく展開となりましたが、後半は得点を挙げることができず、そのまま突き放される結果となりました。また、この敗戦によって上位入れ替え戦進出の可能性が絶たれたこともあり、チームにとって非常に悔しさの残る一戦となりました。
また、この試合は4年生(36期)にとっては引退試合でもあります。
それでは、ここから試合結果レポートをお送りします。
試合結果レポート
1Q
明治学院大学(以下明学)のキックで試合開始。

4年Ret#41金子のリターンにより、自陣31ydより攻撃開始。この攻撃は短いパスとランで刻むものの、3rdのパスを失敗し、3プレーでパントに追い込まれる。


4年P#41金子のパントで攻守交代。
明学は自陣38ydからのオフェンス。いきなりランプレーで大きな前進を許すも、4年DL#69織田のナイスタックルにより、科学大40yd付近で4thに追い込む。
この4thは明学がギャンブル*1を選択し、フレッシュを許す。レッドゾーンに迫られたところで3年DB#91薄のナイスタックルなどディフェンスの活躍があったが、11ydを走り切られ、タッチダウンを献上。タッチダウン後のキックも成功、【0-7】と先制を許す。


明学のキックオフで試合再開。4年Ret#41金子のリターンにより、自陣30ydからの攻撃となる。
4年QB#19藤永のランプレーと3年WR#2長内へのパスでフレッシュを獲得。ところがここでオフェンスにホールディング*2の反則が発生し、この罰退を引きずる形で自陣40yd付近で4thに追い込まれてしまう。

科学大はここでパント隊形からのスペシャルプレーを展開。4年OL#75樅山のランが決まり、25yd前進して新たな攻撃権を獲得。

続くランプレーで1Qは終了。
2Q
1年WR#9松橋へのパスでさらに前進、敵陣25yd3rd2としたところでショートパスにフェイクしたロングパスを投じ、これを見事3年WR#91薄がエンドゾーンでキャッチ。続くPATも成功し、得点を【7-7】と同点に追いつく。


科学大のキックオフで試合再開。明学陣40yd付近からのディフェンスで、またもファーストプレーで大きく前進を許してしまうが、2年DL#78安田のロスタックルで3rdロングを作り、このプレーをパス失敗として4thに追い込む。
明学のパントはリターンできず、自陣5ydで攻守交代。

前半は残り約9分、科学大は自陣エンドゾーンを背負うオフェンスとなる。
自陣10ydでの3rd5というプレッシャーのかかるシチュエーションを4年WR#10木村へのパスで繋ぐ。4年QB#19藤永のランと1年WR#9松橋へのショートパスを中心にドライブを続けるが、3rdロングに追い込まれる。このプレーはパスが崩れるが、QB#19藤永のスクランブルラン*3でフレッシュを獲得し、その後順調にランでフレッシュを獲得して敵陣へ侵入する。

前半終了まで残り2分を切ったところでドロー*4フェイクのロングパスを選択するが、このプレーはQBSACK*5により大きく後退し、ラストプレーでヘイルメリーパス*6を投げるも失敗に終わり、前半を【7-7】の同点で折り返す。
このシリーズのオフェンスは得点こそできなかったものの、時間稼ぎをして強力な明学オフェンスに攻撃させることなく前半を終了させることができた。


3Q
科学大のキックオフで試合再開。明学のリターンにより明学陣40ydからのディフェンスとなる。
ファーストプレーで相手の交代違反*7により1st15のチャンスとなり、3年DB#91薄のナイスタックルもあり、これを引きずる形でそのまま4thに追い込む。

明学のパントで攻守交代、科学大は自陣17ydからの攻撃となる。
このシリーズは4年QB#19藤永のロングランとその後の相手のレイトヒット*8の反則により大きく前進、すぐさま敵陣へ侵入する。
ところがこの攻撃中にQBSACKにより大きく後退し、パントを蹴って攻守交代。明学はリターンできず、敵陣14ydまで陣地を回復させた。

明学は自陣深くからの攻撃開始。ディフェンスは前進されながらも粘り強く守っていたが、ランプレーに対してタックルミスが起こりピンチを招く。あわや一発というプレーをなんとか2年LB#42平井が追い付いて、44ydの前進を許しながらもタッチダウンは阻止する。

レッドゾーンに迫られた3rdショートのランプレーを素早い判断で4年LB#75樅山、4年DB#10木村がタックルし、4thに追い込む。この4thのFGは不成功に終わり、大きな前進は許したものの相手のミスに助けられ、無失点で切り抜けることとなった。

相手のFG失敗により科学大は自陣20ydからのオフェンス。ところがこのオフェンスはフォルススタート*9の反則があり、3rdロングに追い込まれたパスプレーをインターセプト*10され、大きくリターンを許す。4年QB#19藤永のタックルにより何とかタッチダウンは阻止するも、明学にゴール前4ydからの攻撃権を明け渡してしまう。

大きなピンチを迎えた科学大は連続のランプレーをなんとか止めるが、3rdの1ydを止め切ることができず、タッチダウン。続くキックも決まり、【7-14】とリードを許す展開となる。

明学のキックオフで試合再開。高く蹴り上げた短いボールがちょうど科学大選手のいないところへ落下し、そのボールをそのまま明学がキャッチしてオンサイドキック*11という形になる。これにより攻撃権を明学へ渡してしまう。

科学大はハーフライン付近からのディフェンスとなる。
いきなりランプレーでフレッシュを許すが、相手の反則で少し下がったところで3Q終了。得点を【7ー14】として最終の4Qへ突入する。

4Q
ランプレーを4年LB#75樅山がタックル、続くパスプレーをLB#75樅山がパスカットして3rdロングに追い込み、このプレーもパス失敗として4thに追い込む。このFGは成功して得点は【7ー17】とリードを広げられる。

試合は残り11分。明学のキックオフで試合再開。
明学はキッカーの位置にいないプレイヤーによる、オンサイドキックを狙ったスペシャルプレーを試みる。このプレーを4年OL#75樅山が素早く反応してボールを抑え、攻撃権を確保する。

科学大は敵陣40ydからの攻撃。パスプレーでプロテクションが崩れるが、QBがロールアウトして3年WR#2長内へパスが通り、20ydの前進。

その後も1年WR#88藤井へのパスで前進するも、3rd3をランプレーでフレッシュを取り切れず、続く4thをFGキックを選択する。4年OL#79石川のナイススナップを受けて、2年K#85櫻井の32ydのキックは成功、得点を【10ー17】と、差を詰める。

科学大のキックで試合再開。試合時間残り7分20秒と少ない中で7点を追いかける科学大はここは奇襲オンサイドキックを選択。
2年K#85櫻井のキックはちょうど10ydラインを超えた良いところに転がったものの、うまく抑えることができず、相手にボールを抑えられてしまう。

明学は敵陣45yd付近からのオフェンス。残り時間を潰すべく、連続でランプレーを選択。ゴール前のプレーで4年DB#10木村のタックルによりファンブル*12を誘発するも、これを相手選手に抑えられて攻守交代とはならず、続くプレーで3年DB#91薄のロスタックルにより4thに追い込み、FGを選択させる。このキックは成功し、得点は【10ー20】と差を広げられる。

明学のキックオフで試合再開。4年Ret#41金子のリターンにより科学大は自陣30ydからのオフェンス。
試合は残り2分16秒、この時間で2ポゼッション差を追う科学大はパスプレー中心となる2minオフェンス*13を行う。4年WR#10木村へのパスが成功しフレッシュを獲得するも、続く4回のパスはすべて失敗に終わり、ここで攻守交代となる。

試合時間残り1分半で明学の攻撃開始。4年DL#55安保のタックルで前進を阻止する場面もあったが、こちらのチームタイムアウトがなくなったところで相手はニーダウン*14し、そのまま時間を流して試合終了。得点は【10ー20】で敗戦となった。


リーグ戦を耐え抜き、疲弊しているなか、人数が三倍近くもいる本来勝てないような相手に対して、僅かなチャンスを掴みにいくために様々な準備を重ねてきた試合だった。
試合中盤までは攻守ともに大きなミスもなく、勝ちの見える試合を運んではいたものの、後半ボール周りのチャンスを活かしきれない、小さな詰めの甘さが直接的な要因となって敗北という結果になってしまった。
試合結果報告書
以下画像は本試合のチーム記録、個人記録をまとめたものになります。各選手の活躍が書かれていますので、ぜひご覧ください。



さいごに
ここまでお付き合いいただき、また本年度は本ブログをご覧いただき、誠にありがとうございました。
本来であれば試合直後にお届けすべき内容でしたが、更新が大変遅くなってしまいましたことをお詫び申し上げます。私事ではございますが、この試合の記録を最後まで書き上げることは、私にとってマネージャーとして残された最後の宿題でもありました。引退から半年近くが経ちましたが、こうして皆様にお届けすることで、ようやくその役目を果たすことができたような気がしています。
この試合をもちまして、2025年シーズンの全日程が終了し、東京科学大学Buffaloesは2026年度を2部リーグで戦うこととなりました。
そして私自身も、このブログをもちましてマネージャーとしての活動を終えます。
振り返れば、勝利に沸いた日もあれば、思うような結果を残せず悔しさに暮れた日もありました。しかし、その一つひとつの瞬間を皆様とともに歩むことができたことは、私にとってかけがえのない財産です。
また、今シーズン私たちが入れ替え戦という舞台に立つことができたのも、日頃より応援してくださる皆様の支えがあったからこそです。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
最後のご挨拶になる――そうお伝えしたいところですが、事情により、もしかするとまた近いうちにこのブログでお会いすることがあるかもしれません。その際は温かく見守っていただけますと幸いです。
これまで本当にありがとうございました。
そして2026年度も変わらぬご支援、ご声援のほど、東京科学大学アメリカンフットボール部Buffaloesをどうぞよろしくお願いいたします。
今年果たせなかった雪辱は、きっと後輩たちが晴らしてくれるはずです。私も一人のOB・OGとして、陰ながら彼らがたどり着くその景色を楽しみに見守りたいと思います。
*1:4thにオフェンスプレーを行なうこと。失敗するとその場で攻守交代となってしまうため、リスクが高い。
*2:ブロック中に相手選手をつかんでしまう反則。10yd罰退
*3:パスプレーを諦め、QB自らの足でゲインを狙うこと
*4:パスプレイに見せかけたランプレイ
*5:QBがボールを投げる前にタックルされてしまうこと
*6:レシーバーを全員エンドゾーンに走らせ、タッチダウンを狙うプレー
*7:12人でハドルを組んでしまう反則。5ydの罰退
*8:プレー終了後にヒットやタックルをしてしまう危険な反則。15ydの罰退
*9:スナップよりも早く動いてしまう反則。5ydの罰退
*10:投げられたボールをディフェンスがキャッチするプレー。その場で攻守交代となるビッグプレー
*11:キックオフで自らボールを確保し、連続のオフェンスを狙うキック
*12:ボールを落としてしまうこと。相手に取られるとその場で攻守交代となる
*13:時計を止めながら進む必要があり、時計を止めやすいパスプレイを中心にドライブを行うこと
*14:スナップしてすぐに膝をつき、ランプレー終了として時間を流すこと







































































































