BUFFALOES BLOG

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自慢話と合格体験談は紙一重

鬼の食事管理でガリガリ陰キャ東工大生をムキムキな陰キャ東工大生に育てあげるトレーナー兼ブリーダーであるところの同期若菜にご紹介預かりました、どうも、32期DBのスーパーマン拝形です。

 


先日めちゃくちゃ面白いバトンタッチをお願いしていたので、正直落胆しています。そもそも何故僕がスーパーマンなのか、どの辺がスーパーなのか、どれくらい凄い人なのか、きちんと具体的に説明してくれないと、ブログを見てる人にも伝わらないし、内輪だけで盛り上がっているのが1番寒いし、良くないと思います。ということで、今回は僕がスーパーマンと呼ばれる(実際に呼ばれたことはありません)由縁をとことん掘り下げていきたいと思います。

 

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2019年度BuffaloesMVPに輝いたときの写真(隣は同じくMVPに選ばれた同期の小林歩くん)

 


そう、僕は昨シーズン、チームに新しい風を吹かせた男として、most valuable playerに輝きました。しかし、今回僕と一緒に小林くんも選ばれたということなので正しくはone of the most valuable playesということになりますね。

 


正直、昨シーズンの第6節、専修大学との一戦は自分でも痺れました。あんなプレーはもう二度とできないんじゃないかな、というくらいがむしゃらにプレー出来たことを覚えています。

 


アメリカンフットボールというスポーツは防具を纏うことで、他のスポーツでは見られないような激しいプレーが許されています。運動もろくにしてこなかったようなコミュ力ゼロのド陰キャの精鋭たちが集うここ東工大で、最も運動神経やパワー、そしてチームワークが求められるスポーツ、アメリカンフットボールで勝つために、僕たちはどの大学よりも、この“激しさ”を求めて取り組んでいます。

 


その上では当然辛い思いもたくさんしました。追い込んで追い込んで、やっとの思いで最後、自分の中で踏みとどまっていた一線を振り切れたんだと思います。それは今までの自分の中での常識を超えた全く知らない世界でした。自分の体なのに、全く知らない動きをするんです。それは激しくあろうとする思いが勝手に体を動かすようでした。それは僕自身だけでなく、周りの人にとっても別次元のようだったんだと思います。そんな別次元が第6節の専修戦に突然発生し、ディフェンス全体がその世界にのめり込んでいきました。

 


結果は1タッチダウン差で敗北。2回同じスペシャルプレーによってエンドゾーンまで運ばれました。そこで僕たちのシーズンは終わりました。ですが、あるべき姿がようやく見られた貴重な一戦だったと思います。

 


今シーズン、その“激しさ”を再び体現することができるよう、入れ替え戦まで辿り着けなかった悔しさを胸にチームは新たなスタートを切りました。必ずや“激しさ”を体現し、そして、自分のものにして再び皆さんの前に帰ってきます。更に成長した姿を見せられるようがんばります‼︎

 


そんなスーパーマン拝形ですが、スーパーマンと言われる由縁にはもう一つの隠された一面があります。それは、東工大で最もブラックな系として知られる建築学系に所属しているという点です。

 

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去年誕生日を迎えた直後に撮られたセンスの欠片もない写真

 


去年なんとなく、俺ならいけるんじゃね?と思って入った建築学部、想像の5億倍はしんどかったです。とにかく製図という、建物の平面図、断面図、立面図、矩計図などを書く授業の課題がめちゃくちゃ大変で、忙しいときは1週間大学に泊まり込む生活を3セットくらい繰り返しました。そのときは移動時間が短縮できて、QOL爆上がりだね!とかなんとか思い込んで死ぬ気で乗り越えました。後半の授業では優秀作品として選抜されるくらいしっかり取り組んでいました。一年間経験して思ったのは建築と部活の両立がしんどいというより、(確かにしんどいことに変わりはないが)建築単体のしんどみがデカいなぁ、という印象です、むしろ部活というリフレッシュの場が与えられたことで精神的にも良かったし、より強靭になれたと思います。

 

 

 

 


2年前、高校で行われた合格体験談に招待されたとき、聞いてくれた次の年の受験生たちがドン引いていたのを思い出します。自称進学校だったので並の努力では東工大には入れませんでした。その時培った異常者としての才能が今も活かされているんだと思います。

 


異質と思われるのを恐れて周りに溶け込んじゃうこと、ありますよね。でも隠れていては辿り着けない場所があります。本当に進むべき道は誰かの道ではなく、あなた自身のもの、その道へ進むとき、人は誰もが異質になります。そんな異質になる勇気を大切にしてほしいと思います。

 


次回は33期MGRの大和田美桜ちゃんです!

美桜ちゃんにとってのスーパーマンは誰ですか?