お疲れ様です。前節に引き続き、2025年秋季リーグ戦第4節、埼玉大学戦の試合結果レポートを担当させていただきます、4年MGR市岡です。
大会方式
本年度の科学大が所属する2部Aブロックの大会方式は以下のようになっています。
・2部Aブロックに所属する8校で総当たり戦を行う。
・1位は抽選でBIG8へ自動昇格またはBIG8入れ替え戦へ、2位はBIG8入れ替え戦に進む。
・7位は抽選で2部に残留または、3部入れ替え戦へ、8位は3部入れ替え戦に回る。
対戦相手の埼玉大学は近年2部と3部を行き来しているチームであり、直近では2023年に対戦があり、その年に3部に降格しています。昨年は2部リーグ入れ替え戦で拓殖大学に勝利し、2部復帰を果たしています。
人数は少ないチームですが、今年の4年生が多く、近年では最も強い代なのではないでしょうか。2部のチームとしてはOL陣が強く、ランに自信があるチームです。
既に秋のリーグ戦で昨年度上位校を相手に1勝1敗1引き分けとしており、この対戦結果からも上位陣と互角に戦えるチームであることが伺えます。
試合前の星取表は以下のようになっております。上位校との対戦を控えている科学大にとって、入れ替え戦を狙うには落とせない一戦です。

それでは、ここから試合結果レポートをお送りします。
試合結果レポート
1Q
科学大のキックオフで試合開始。埼玉大学(以下埼玉)は自陣30ydからのオフェンスとなる。
ここでいきなり埼玉に交代ミスの反則があり、5yd罰退し、1-15となる。3回のランプレーをしっかり止め切り、パントに追い込む。1年Ret#88藤井のフェアキャッチ*1で科学大は自陣33ydからのオフェンス。

科学大は連続でプレイアクションパス*2を決め、敵陣へ侵入。その後は4年RB#41金子のランでロングゲイン、ランパスを織り交ぜ、4年QB#19藤永の13ydタッチダウンランで先制をする。PATのキックは惜しくもはずれ、【6-0】とリードする。

科学大のキックオフで試合再開。高く蹴り上げるキックを選択し、あわよくばオンサイド*3というボールだったが、埼玉の選手が抑え、攻守交代。敵陣48ydからの攻撃。
このシリーズは一度はフレッシュを許すものの、20yd付近に迫られたところで4thに追い込む。埼玉はFGキックを選択するが、これが外れて無得点のまま攻守交代。

科学大は自陣22ydからの攻撃。4年QB#19藤永のランプレーを中心に、敵陣へボールを進めたところで1Q終了。
2Q
科学大のオフェンスは敵陣40ydの地点でロングパスを狙うが、これが痛恨のインターセプト*4。得点が狙える地点を目前に、攻守交代となってしまう。

埼玉は自陣22ydからの攻撃。ランで攻めてくるが、科学大のナイスディフェンスで3回の攻撃で4thに追い込む。パントを蹴らせたが、リターンはできず、自陣深い位置からのオフェンスとなる。

攻守交代して、科学大は自陣14ydからの攻撃。1Qではあまり見せ場がなかった2年OL#73井下、2年OL#50笠見、4年OL#55安保がこのシリーズでナイスブロックを連発し、ランプレイを中心に敵陣へ侵入。その後も2年RB#17堀、4年QB#19藤永のランでレッドゾーンへ迫り、1年WR#9松橋へのタッチダウンパスが成功。毎試合複数レシーブの記録をつけてきた松橋だが、この試合で悲願のタッチダウンを決める。
2年K#85櫻井によるPATも成功し、【13ー0】と追加点を挙げる。


前半は残り2分半と少し。科学大のキックオフで試合再開して、埼玉は自陣26ydからの攻撃。
埼玉は得意のランで刻んでフレッシュを取るが、時間がなく、パスを選択。このパスを2年DB#25本多がインターセプト。前半終了を目前に、敵陣での攻撃権を手に入れる。

敵陣46ydからの攻撃権を手に入れた科学大に残された時間は27秒。勝ってはいるものの、点差を広げるべく2minオフェンス*5を展開する。
3年WR#91薄へのパスが連続で決まり、ボールは敵陣22yd地点。タッチダウンを狙ったパスは決まらなかったが、ラストプレーで2年K#85櫻井が39ydのフィールドゴールトライを決め、3点追加。得点を【16ー0】と突き放し、前半を終了。


3Q
ハーフタイムが明け、埼玉のキックオフで試合再開。オンサイドキックを警戒した科学大は大きなリターンとはならなかったが、自陣24ydからの攻撃権を手に入れる。
このシリーズは3回のランプレーでファーストダウンを更新できず、パントに追い込まれる。この4年P#41金子のパントが相手のリターナーの頭上を越えるナイスキックとなり、敵陣奥深くで攻守交代。
自陣11ydからの攻撃権を手に入れた埼玉はここにきて調子が上がり、得意のランプレーでロングゲインを重ねる。科学大陣に侵入されたところで3年DB#91薄が流れを止めるロスタックル、その後相手のパスが失敗し、パントに追い込む。

パントで攻守交代し、科学大は自陣19ydからのオフェンス。このシリーズはプレイアクションパスを中心にドライブを進める。3年TE#7橋口のナイスブロックを助けにパスを受けた4年RB#41金子がRac*6で敵陣1ydまで駆け上がったところで3Qが終了、最終の第4Qへ突入する。

4Q
ゴールを目前に連続でロスタックルを受け、4thに追い込まれるが、3年WR#91薄へのタッチダウンパスが決まり、さらにPATも成功して【23ー0】と点差を広げる。

科学大のキックオフで試合再開。埼玉は自陣34ydからの攻撃。23点差を追いかける埼玉はランだけでなくパスも織り交ぜ、順調にフレッシュを獲得して敵陣へ侵入。
科学大陣20ydまで進まれるが、ディフェンスがしっかり4thギャンブル*7を止め切って攻守交代。

自陣20ydからのオフェンスとなる科学大は、前回の試合も出場した1年QB#3松浦が登場。反則によりいきなりロングシチュエーションとなってしまうが、#3松浦がランプレイで3枚のタックルを剥がして19ydの前進。ところが3rd1のオフェンスでファンブル*8を相手チームに抑えられて自陣で攻守交代。ここで失点のピンチを招いてしまう。

敵陣28ydからの攻撃権を入れた埼玉はランで得点圏までボールを進めるが、4年DL#69織田、2年DL#78安田のロスタックルの活躍があり、4thロングに追い込む。ここもギャンブルを選択するも失敗して攻守交代。

試合は残り1分10秒。再び自陣での攻撃権が回ってきた科学大は1年RB#34弓田のランプレーなど、1年生によるオフェンスをするも、これは3回の攻撃で4thに追い込まれてしまう。1年P#3松浦のパントでハーフライン付近まで陣地を挽回し、攻守交代。

敵陣48ydからの埼玉の攻撃、残された時間28秒で逆転しなければならない埼玉は連続のパスプレーでゲインを狙う。最初のプレーでフレッシュを許すも、1年DB#11阿部がインターセプト。2度目の試合出場にしてビッグプレーを巻き起こし、この試合を無失点で締めくくった。

残り4秒、科学大はランプレーで時間を流して試合終了。
最終スコアを【23ー0】として、大差での勝利となった。
この試合では被インターセプトこそあったものの、オフェンス、ディフェンス、キック全てにおいて集中して理想的なアメフトを進められたことで、体格で上回る相手を完封するという、良い結果となった。
星取表(対戦成績)

各チームが4戦を終えた状態です。成蹊大学が全勝をキープして1位、続いて3勝1分けの科学大、2勝1敗1分けの神奈川大学、国際基督教大学と続いています。
科学大はいよいよ上位校との対戦が始まります。次戦の相手は昨年度1部BIG8に所属していた神奈川大学です。格上との対戦ですが、既に1分けしてしまっている以上、2位以内に進むには負けることはできません。
試合結果報告書(個人記録)
以下画像は本試合のチーム記録、個人記録をまとめたものになります。
各選手の活躍が書かれていますので、ぜひご覧ください。



おわりに
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございました。
次節以降も掲載予定ですので、会場での観戦が難しい方も、ぜひご覧いただきお楽しみください。
次戦以降もご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
第5節のご案内
日時:11月1日(土)9:45 K.O.
対戦校:神奈川大学
会場:東京科学大学大岡山グラウンド(東京都目黒区/ホーム開催)
*1:リターンしない代わりにタックルを受けない権利を得ること。安全に攻撃権を手に入れることができる
*2:ランプレイに見せかけたパスプレイ
*3:キックオフで自らボールを確保し、連続のオフェンスを狙うキック
*4:投げられたボールをディフェンスがキャッチするプレー。その場で攻守交代となるビッグプレー
*5:時計を止めながら進む必要があり、時計を止めやすいパスプレイを中心にドライブを行うこと
*6:パスをキャッチしてから走って前進すること
*7:4thにオフェンスプレーを行なうこと。失敗するとその場で攻守交代となってしまうため、リスクが高い。
*8:ボールを落としてしまうこと。相手に取られるとその場で攻守交代となる