BUFFALOES BLOG

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好きな陸上競技

こんにちは、同期のピッザから紹介を受けました37期のそうまです。

 

ピッザから言われましたように、そうし先輩と同じく中高では陸上をやっていたので、アメフト以外でも陸上競技は大好きです。その中でも一番好きな競技は競歩です。

 

え、競歩!?って今思いましたよね。

 

実は一年半ほど競歩をやっていた期間があるので競歩の魅力を語りたいと思います。

まず生まれつきの身体能力にあまり依存しないことです。陸上の中では最も技術が求められます。その逆手を取れば、走ったら負ける運動神経の優れた相手に歩けば勝てるわけです。結果をだすことだけにこだわれば、僕のような運動神経がよくない人にとっては都合のいい競争環境でした。

 

ちなみに水曜日のダウンタウンの第一回放送でのひとつ目の説は、「競歩の選手 全員他の陸上競技で挫折した人説」なのご存じでしたか?自分もそうなので、挫折組のオアシスになっているのは否定できません。

 

さらに選手同士はもちろん選手と審判員の駆け引きも面白いです。大まかなレースプランはありますが、レース中ここは引き際だなとか、今突き放すタイミングだななど、相手の呼気といった様子を伺いながらレースを仕掛けていきます。審判員は正しい歩形かどうかを見張っているわけですが、僕は審判員のサングラス越しの視線を見極めながら反則にならない瀬戸際を狙いにいってました(笑)。

 

あとはロマンですね。一番早く移動できることを競うために走る種目があるというのに、実用性のない、歩くという営みの一番を決めようという何とも無駄な争い。あえてそれをやるということ自体に、競歩の選手はみなプライドを持っていると思います。

 

ところで陸上をしていたのになんでアメフトを始めたの?とよく聞かれます。新入生の方も読んでくださっているかもしれないので参考にしてほしいです。

 

大学生になると自分の行動の選択の幅が広がり自由度が増します。その中で厳しい環境を積極的に選んだ理由は、人です。アメフト部のみんなの熱意のボルテージは尋常ではないです。グラウンドに来れば分かります。一年生の4月に見学に来て、先輩方の熱意に刺激を受け、迷うことなく入部しました。

 

もちろん陸上を通して積み上げた自分の価値観や成功体験を全て置き捨てて、アメフトという自分の常識外のことに挑戦することには抵抗はもちろんありました。しかし自分の強みの一つとして、その環境がどんなに自分に合っていなくても、自分のパフォーマンスを最大限発揮できる適応力というか根性はあると思っています。そしてその最大限というのも、自分の中の範疇にとどまらず、4年生に上がったときチームの中で戦力となるレベルまでになりたいと考えています。

 

矛盾するようですが、よく「選んだ選択肢を正解にする」と耳にしますが、最近これは惰性だと思っています。今おかれている環境が合っていないながらも、そこに生きている限り惰性はできないと懸命に行動し続けざるを得ない状態になっています。そんな中で先輩方は、それだけでえらいし立派だと励ましの言葉をかけてくださります。人それぞれアメフトへの考え方は異なっています。相手のいる環境を想像し、自分の経験に基づいた強制を孕んだ言葉をかけないようにし、時には手を差し伸べたいです。特に今年入ってくる新入生には。なのでスポーツが苦手な新入生でもアメフトに挑戦してほしいです。

 

アメフトはコミュニケーションを取らなければいけないスポーツなので、異なる価値観や動機を持った部員同士ですれ違いが起こってしまうことがあります。そのたびに自分の視野の狭さに気づかされますし、考え方を修正しています。アメフト部は新しい考え方や人との接し方を実践し、自分を磨いていくにはとても良い環境だと思います。

事実、アメフト部に入る前と今とでは、16性格診断として知られているMBTI診断の結果が変わりました。(皆さんもやってみてください)

 

適度な距離で干渉しすぎず部員とコミュニケーションをとることを大事にしていきたいです。

 

次回は4年生の金子先輩です。金子先輩のアメフトに対する熱意のボルテージは部員トップレベルに高いように思います。自分も見習いたいです。そのエネルギーの源は何ですか!